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【タイムベース競争とは】時間的な優位性で築く競争優位

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タイムベース競争とは

タイムベース競争は、時間的な優位性を活用して競争優位を築く競争手法、あるいはその戦略を指します。

コストや品質に続く第3の競争軸として、1980年代にボストンコンサルティンググループによって提唱されました。

従来の競争は、低コスト戦略や差別化戦略などに見られるように、顧客ニーズに応える製品やサービスの品質、およびそのコストによって競争優位を築くものでした。
しかし、タイムベース競争は、時間を競争力の源泉と捉え、ビジネスプロセスの加速、無駄な作業の削減、効率的な体制やフローの構築、リードタイムの短縮に取り組むことで競争優位を生み出す考え方です。

タイムベース競争のポイント

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このタイムベース競争のポイントには、スピードの重視やリードタイムの短縮など以下の内容が挙げられます。

スピードの重視

タイムベース競争では、製品開発、製造、市場への導入の各プロセスを迅速に行うことが重要視されます。これにより、企業は市場の変化に素早く対応し、先行者利益を享受することができます。

リードタイムの短縮

製品やサービスの開発から市場投入までの時間(リードタイム)を短縮することで、企業は顧客の要求に迅速に応え、競合企業に対して優位性を築くことが可能です。

柔軟性と迅速な意思決定

市場や顧客のニーズが常に変化するため、迅速かつ柔軟な意思決定が求められます。これにより、企業は機会を逃すことなく、効率的に対応することができます。

サプライチェーンの最適化

効率的なサプライチェーン管理により、製品の製造と配送を迅速化します。これには、在庫の最適化、物流の効率化、サプライヤーとの連携強化などが含まれます。

顧客との緊密な連携

顧客のフィードバックを迅速に取り入れ、それを製品開発や改善に反映させることで、市場のニーズに合った製品やサービスを提供することができます。

タイムベース競争の事例

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タイムベース競争は、特に変化の速い市場や技術革新が激しい業界で有効な戦略とされています。
タイムベース競争の具体的な事例としては、以下が挙げられます。

ZARA

ファッション業界では、ZARAが特に注目される事例です。同社は、流行を迅速に捉え、デザインから店舗への配送までのプロセスを非常に短時間で行います。この迅速なマーケットリへの対応により、ZARAは競争上の優位性を構築しています。

トヨタ自動車

「ジャストインタイム」生産方式で知られるトヨタは、タイムベース競争の先駆者の事例の一つです。在庫を最小限に抑え、生産効率を最大化することで、市場の需要に迅速に対応しています。

アマゾン

電子商取引の分野では、アマゾンがその代表例です。アマゾンは、顧客からの注文処理から配送までの時間を短縮することで、顧客満足度を高め、競争優位を確立しています。特に、ロジスティクスと配送の効率化に注力しています。

これらの企業は、それぞれの市場において、時間を戦略的な要素として利用し、タイムベース競争理論を活用して競争優位を築いています。

著者情報

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阿南 芳和
株式会社医療経営コンサルティング 代表取締役
武田薬品工業やエムスリー、医療法人Giを経て、2023年に株式会社医療経営コンサルティングを創業。ホームページ制作、リスティング広告、SEO・MEO対策などWebマーケティング分野を得意領域として、数多くのクリニックで集患の実績をあげている。
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