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問診とは?意味や内容、診察との違いなどを解説!

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問診という言葉を耳にしたことがあるけれど、具体的に何を意味するのかわからないという方も多いでしょう。

この記事では、問診とは何か、問診の意味や内容、診察との違い、そして問診受ける際のコツなどについて特集します。

問診とは

問診(もんしん)とは、医師が患者さんから症状や健康状態に関する情報を収集するために行う対話のプロセスを意味します。問診は、診察の第一段階であり、医師が正確な診断を立て、適切な治療を提案するために重要な役割を果たします。

問診では、医師は患者さんに以下のような質問をします。

1.主訴(もっとも気になる症状)

2.現病歴(症状の発症時期、経過、悪化・改善要因など)

3.既往歴(過去にかかった病気や手術歴)

4.家族歴(家族の病気や健康状態)

5.生活習慣(食生活、運動、睡眠、喫煙・飲酒状況など)

6.服薬歴(服用中の薬やサプリメント、アレルギー)

患者さんは、自分の症状や健康状態に関する情報を正確かつ詳細に伝えることが求められます。医師は、この情報をもとに診断の手がかりを得て、必要に応じてさらなる検査や評価を行います。

問診と診察の違い

診察も問診と同じ役割を果たしますが、問診と診察の違いは診断方法にあります。

問診は会話を通じて診断するのに対し、診察は視診、聴診、打診など、身体に触れて診断します。どちらも検査だけでは診断が難しい病気を見つけるのに役立つため、重要な診断方法です。

問診の重要性

問診の重要性は主に以下の2つです。

1.病気の手がかりが掴める

2.正確で迅速な診断につながる

1.病気の手がかりが掴める

問診の目的の1つは、病気に関する手がかりを見つけることです。

検査だけでは診断が難しい病気も、問診を通じて発見することができます。アレルギーや既往歴といった情報に加えて、病状や症状についても詳しく聞くことが重要です。

実際、問診だけで病気を特定できるケースもあり、約80%の確率で疾患を特定できることがあります。

2.正確で迅速な診断につながる

正確で迅速な診断につながるという点では、患者さんが心を開いて正直に話し、症状を正確に伝えることができれば、診断が早く正確になります。患者さんが話しやすい雰囲気を作ることが大切です。

また、病気の進行や治療法の選択にも影響を与えるため、問診は医療従事者と患者さんが密接に連携する上で重要な役割を担っています。

問診を受ける際のコツ

患者さんが問診を受ける際には、以下のコツをおさえておくと効果的です。

1.情報を整理しておく

2.質問に正直に回答する

3.症状を具体的に伝える

4.既往症や持病について共有する

5.生活習慣やストレス状況を伝える

6.心配事や疑問を積極的に質問する

7.医師とのコミュニケーションを大切にする

1.情報を整理しておく

まず、情報を整理しておくことが大切です。病歴や薬の使用履歴、アレルギー、家族歴など、医師に伝えるべき情報をまとめておくと、問診がスムーズに進みます。

2.質問に正直に回答する

次に、質問に正直に回答することが重要です。症状を隠さず、正確に伝えることで、診断が早くなり、適切な治療が受けられる可能性が高まります。

3.症状を具体的に伝える

症状を具体的に伝えることが大切です。痛みの強さや持続時間、痛みが始まった時期や状況など、詳細に説明することで、医師がより的確な診断を立てることができます。

4.既往症や持病について共有する

既往症や持病についても共有することが大切です。これにより、医師は患者さんの病歴を把握し、適切な診断や治療方針を立てることができます。

5.生活習慣やストレス状況を伝える

生活習慣やストレス状況を伝えることも重要です。これらの情報が、病気の原因や症状の悪化に関与している場合があります。医師に伝えることで、総合的な治療アプローチが可能になります。

6.心配事や疑問を積極的に質問する

さらに、心配事や疑問を積極的に質問することが重要です。不安や疑問を解消することで、患者さんはリラックスし、治療に集中できるようになります。

7.医師とのコミュニケーションを大切にする

最後に、医師とのコミュニケーションを大切にすることが大切です。医師と信頼関係を築くことで、問診が円滑に進み、患者さんの心身の健康にも良い影響を与えることができます。

まとめ

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問診は、患者さんと医師がコミュニケーションを通じて病気を診断する重要なプロセスです。

患者さんが問診を受ける際には、情報を整理し、質問に正直に回答し、症状を具体的に伝えることが重要です。

また、心配事や疑問を積極的に質問し、医師とのコミュニケーションを大切にすることが重要です。これにより、医師はより正確な診断を立てやすくなり、患者さんは適切な治療を受けることができます。

これらの内容を参考に、問診を効果的に行うことで、患者さんはより適切な診断や治療を受けることができます。

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