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【コンビニ受診とは】意味や定義、問題点と解決策を解説!

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本記事では、「コンビニ受診」をテーマに、コンビニ受診の定義、問題点、さらには医療機関の適正な利用について特集します。

コンビニ受診とは

コンビニ受診とは、通常、医療機関が外来診療を行っていない休日や夜間に、緊急性のない軽症の患者さんが自己都合で病院の救急外来を受診する行為を指します。この用語は、病院の救急外来を安易に受診する行為を、24時間営業のコンビニエンスストアで気軽に買い物をすることに擬えたものです。

コンビニ受診を行う患者さんの中には、平日の昼間に体調不良を感じつつも、「日中は予定があるから」や「夜の方が空いているから」などを理由に、休日や夜間に重症患者さんを対象とした病院の救急外来を受診する人もいます。

救急外来は、少数の重症患者さんに対応することに特化しており、大量の患者さんを診る体制にはなっていません。また、救急外来では、専門医による高度な診療や精密検査を行うことが困難です。

コンビニ受診の問題点

コンビニ受診のような患者さんが増えると、救急外来が混雑し、重症患者さんへの対応が遅れることがあります。また、医師が十分に休養を取ることができず、翌日以降の診療に影響を及ぼすこともあります。これらが問題点となります。

その結果、地域の救急医療体制が維持できなくなる恐れもあります。

医療機関の適正な利用について

日本医師会では、以下の内容で医療機関の適正な利用を推奨しています。

「コンビニ受診を控える」ということは決して「無理して我慢する」ということではありません。本当に必要な人が必要な時に医療を受けられるように、症状に応じて病院と診療所(かかりつけ医)を使い分け、『軽症の人は、より重症な人に診療の機会を譲りましょう』 ということです。

御自身で「症状が軽いな」と思ったら、すぐに病院を受診するのではなく、まずは「かかりつけ医」を受診しましょう。そのためにも普段から気軽に相談できる「かかりつけ医」を持つことが大切です。

日本医師会

患者さんの病状、病歴、健康状態を適切に把握し、診察してくれる「かかりつけ医」を持つことのメリットは大きいです。

「かかりつけ医」を持つことでコンビニ受診を減らし、医療機関の適正な利用が推進されることが期待されます。

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