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眼瞼下垂の患者様の集客・集患のポイントを特集!

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株式会社医療経営コンサルティングの阿南です。
弊社では、クリニックや病院など医療機関に特化した集客・集患支援を行っています。

この記事では、「眼瞼下垂の患者様の集客・集患のポイント」を解説します。

眼瞼下垂の診療形態の特徴

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まず初めに、「眼瞼下垂の診療形態の特徴」についてご紹介します。

他診療科と比較して診療単価が高い

眼瞼下垂は、基本的に手術によって治療を行うため、薬剤などで治療を行う内科系診療科と比較して診療単価が高い傾向にあります。

医療機器や医療機材への投資や消耗品など材料費のコストはかかりますが、診療単価が高いため、他診療科と比較して利益率は高いのではないかと考えます。

フロー型ビジネスモデルで継続的な医業収益が成り立たない

このように眼瞼下垂は高い利益率が見込める診療形態ですが、マイナス点としては、フロー型ビジネスモデルで継続的な医業収益が成り立たないことが挙げられます。

フロー型ビジネスモデルとは、ビジネスで言う「商品やサービスを販売して売上や収益が上がるのが一度限りであるビジネスモデル」を指します。

医療においては、治療を一度行うと疾患が根治、または根治に近い状態になり、患者様の継続受診が見込めず、診療報酬が短期的な収入になる形態と言えます。

このようなフロー型ビジネスモデルでは、新規顧客(新規患者様)を常に開拓していく必要があります。

他診療科より診療圏が広く、競合クリニックが少ない

眼瞼下垂を診療するクリニックのその他の特徴としては、診療圏が広く、競合クリニックが少ないことが挙げられます。

「眼瞼下垂は手術によって治療を行うこと」や「治療を一度行うと疾患が根治、また根治に近い状態になること(長期の定期通院が必要ないこと)」より、他診療科と比較して診療圏が広い傾向にあります。

集客・集患方法と広告施策

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ここからは実際に眼瞼下垂の患者様の集客・集患を行う上で、「どのような広告施策があるのか」をご紹介していきます。

広告施策については、オンラインとオフラインの2つに分けて取り上げていきます。

オンラインの広告施策

ホームページ

インターネット上の検索行動が日常的になった現代において、自院のホームページは極めて重要な広告媒体となります。

ホームページを見た患者さんが魅力を感じて自院に来院していただけるよう、コンテンツ・デザインなどをしっかりと作り込む必要があります。さらに、ホームページはGoogleやYahooなどの検索エンジンでの検索上位表示を目指すことも大切で、そのためのSEO対策(検索上位化対策)は必要不可欠です。

その他、予約フォームを設置するなどして、患者さんの利便性を高めることも重要です。

ポータルサイト

ポータルサイトとは、「病院なび」、「Caloo」、「EPARK」など、医療機関の情報を網羅・掲載しているWebサイトのことを指します。

近年、Googleなどの検索エンジンはオウンドメディア(自院のホームページなど)を優先的に評価する傾向が強まっており、その結果、ポータルサイトの影響力は低下しています。しかしながら、ポータルサイトは患者さんの集客において依然として一定の影響力を持っていることは事実です。

そのため、ポータルサイトには自院の情報を積極的に掲載していくことをおすすめします。

Googleビジネスプロフィール

「Googleビジネスプロフィール」とは、Googleマップ上に表示される店舗情報を掲載できるサービスのことを指します。一般的には旧称の「Googleマイビジネス」と呼ばれることが多いです。

Googleビジネスプロフィールを利用すれば、無料で医院の情報を掲載することができます。

掲載情報を充実させたり、口コミを促進することで、Googleマップ上の検索順位を最適化し、露出を増やすことができます。これにより、Googleマップを通じての集客を実現できます。

SNS

SNS(ソーシャルネットワークサービス)は、オンライン上での交流を目的とした会員制のサービスを指し、代表的なものとしてはInstagram、X(旧Twitter)、facebook、TikTokなどが挙げられます。

医療分野では、診療科によってSNSの有効性が異なり、一部ではSNSが非常に効果的である一方、他の診療科ではそうでない場合もあります。

特に若年層をターゲットとする場合、SNSは欠かせない広告媒体となります。

リスティング広告

リスティング広告は、インターネット上での検索行動に関連した広告で、特によく知られている検索エンジンのGoogleとYahooにおける「Google広告」と「Yahoo!広告」の総称を指します。

リスティング広告は、地域や年齢層などを細かくターゲティングすることが可能であり、さらに数字ベースでの効果検証が可能です。

新聞や看板などの従来の広告媒体に比べ、広告の費用対効果を計測しやすいという点は、リスティング広告の大きなメリットと言えます。

オフライン(リアル)の広告施策

連携医紹介

オフライン(リアル)における患者さんの広告施策の中で、しばしば見逃されがちなのが、連携医療機関からの紹介です。

連携医との信頼関係の構築には時間が必要ですが、一度その関係が築かれ、紹介の実績が積み重ねられると、持続的な集客が期待できます。

また、コスト面を考慮すると主に交際費用程度で収まるため、連携医療機関との関係強化は、特に重点的に取り組むべき施策と言えるでしょう。

新聞広告

医療機関における新聞広告は、費用とエリア購読部数の関係から、主に地方新聞での広告掲載が多いです。

新聞は「段」というブロックで構成されており、1ページの縦幅を15分割したブロックが「1段」と称されます。

広告もこの「段」単位で、「2段」「5段」や「半5段(5段の半分)」などのサイズで掲載されます。

チラシ

チラシの例としては、ポスティングチラシや新聞の折込チラシがあります。

チラシは不特定多数への配布となるため、ターゲットの絞り込みが難しい点はデメリットですが、直接的な広告媒体としての印象は強く、成果も期待できます。

ただし、医療機関のチラシ広告には医療広告ガイドラインによる規制があるため、実施にあたっては注意が必要です。

看板

医療機関の看板といえば、ロードサイン(道路沿線に設置される看板)が多くなっています。

看板と聞くと旧来式広告の印象を受けますが、首都圏で圧倒的な数(340ヶ所以上)の看板を出している「きぬた歯科様」のような成功事例もあります。

場所や看板デザインなどで成果が分かれる広告媒体とも言えます。

TV

TV広告は「TVCM」や「TV番組出演(パブ放送)」などがあり、非常に大きな影響力を持つ媒体ですが、費用も高額です。

放送番組によって視聴者層が異なるため、しっかりと放送番組のターゲティングを行った上で実施することが重要です。

(TVはオンラインの要素も含まれますが、Webを介さないという視点でオフラインに分類しています)

その他、オフラインの広告としては、雑誌・フリーペーパー広告、公共交通機関広告(バス・電車)、ラジオCMなどが挙げられます。

おすすめの集客・集患方法

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上記でご紹介したように、集客・集患を進めるための広告施策は多種多様です。

そこで、ここからは眼瞼下垂の患者様の集客・集患におすすめの方法をご紹介いたします。

1.ホームページ・SEO対策

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初診患者さんの増加を目指すうえで、最も重要なのが「ホームページ・SEO対策」です。

現代社会では、消費行動をインターネット上の検索行動を通じて行うことが一般的です。この背景から、医療における集客においても、ホームページは非常に重要な役割を果たします。そのため、クリニックの魅力が患者さんにしっかり伝わるようなホームページの構築が求められます。

しかし、どんなに良いホームページを制作しても、それが患者さんにアクセスされなければ意味がありません。GoogleやYahooなどの検索エンジンで上位に表示させるための戦略、すなわち「SEO対策」(Search Engine Optimizationの略)が不可欠です。

特に「地域名 眼瞼下垂」や「地域名 眼瞼下垂 手術」のような受診に直結する検索キーワードでは、自院のホームページを上位表示させる必要があります。

具体的なSEO対策としては、以下の施策が効果的です。

①ホームページのページ数の増加と更新頻度の上昇

②メタタグの最適化(タイトルタグ・メタディスクリプションの最適化)

③権威ある外部サイトから被リンクの獲得

④スマホデザイン対応(レスポンシブデザインの導入)

⑤ページの表示スピードの改善

上記の施策を行うことでホームページの検索上位化を図り、アクセス数が増加することで初診患者さんの増加が期待できます。

ホームページの充実とSEO対策は、初診患者さんの増加を目指す上での第一歩と言えるでしょう。

2.リスティング広告

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初診患者さんの増加を目指す上での第一歩として、「ホームページの充実とSEO対策」をご紹介しました。

ただし、この「ホームページの充実とSEO対策」には、効果を実感するまでに時間がかかるという欠点があります。具体的には、SEO対策の成果を感じるまでに、少なくとも3ヶ月、多くの場合は半年程度の期間が必要とされています。

そこで、短期的な効果を期待できる手法として「リスティング広告」を取り上げます。

リスティング広告とは、GoogleやYahooといった主要な検索エンジンで提供されるWeb広告、具体的には「Google広告・Yahoo!広告」のことを指します。

この広告を活用することで、受診に直結する検索キーワードに対して自院のホームページを上位に表示させることが可能となります。リスティング広告の特長は以下の通りです。

①ユーザーの検索キーワードに合わせて広告を配信できる

②確度の高いユーザーにアプローチできる

③広告配信直後から広告が表示されるため即効性が高い

④表示される広告文を自院で決められる

⑤一日あたりの予算や広告費用の上限を自院で決められる

私が担当するクライアントである各クリニックの集患対策を行う中で、リスティング広告は費用対効果が非常に高いと実感しています。

「今すぐに患者さんを増やしたい」という短期的な成果を求める場合、リスティング広告の活用を強くおすすめします。

3.MEO対策

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ホームページ・SEO対策、リスティング広告同様に力を入れて取り組みたい対策として取り上げたいのが、「Googleビジネスプロフィール」です。

GoogleビジネスプロフィールはGoogleが提供する無料の情報管理ツールです。このツールに登録することで、クリニックの施設情報がGoogle検索やGoogleマップ検索の結果に表示されるようになり、その情報の管理も可能となります。

このツールを最適化するための取り組みを「MEO対策」と呼びます(MEOは「Map Engine Optimization」の略称です)。

MEO対策には、以下のメリットが挙げられます。

①Google検索、Googleマップ検索でクリニックの情報が表示されやすくなる

②クチコミ投稿機能があり、患者さん自らがクチコミを投稿できるため、医療広告ガイドライン上禁止されている患者さんの声を届けることができる

特に、「医療広告ガイドラインで禁じられている患者さんの声を届けられる」点が強力な効果として挙げられます。受診した患者さんからのクチコミは、新たな患者さんの受診行動に大きく影響します。良いクチコミは集患効果を上げる一方、悪いクチコミはその逆の効果となる可能性があります。

良質なクチコミを患者さんから積極的に取得し、Googleビジネスプロフィールの機能を最大限に活用することが求められます。ただし、インセンティブを提供してクチコミを依頼する行為はGoogleの規約で禁止されているので注意が必要です。

なお、Googleビジネスプロフィールに施設情報を登録すると、その情報はすぐに検索結果に反映されるため、リスティング広告と同じく即効性のある広告施策と言えます。

ホームページ・SEO対策やリスティング広告に加え、Googleビジネスプロフィールの対策も取り入れることで、集客・集患対策が一層強化されるでしょう。

眼瞼下垂の患者様の集客・集患は当社にお任せください

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眼瞼下垂の患者様の集客・集患は、株式会社医療経営コンサルティングにお任せください。

当社は医療広告のスペシャリストとして、クリニックの魅力を患者様へ明確かつ分かりやすく伝える広告サービスを展開しています。ホームページ制作、リスティング広告、MEO対策をはじめとするWEBマーケティング、動画制作、各種印刷物、新聞広告など、医療広告に関わる多岐にわたるサービスをワンストップで扱っています。

当社の代表は、医療法人の事務長としての実績があり、医療業界の特性や専門用語に精通しています。この専門知識を活かし、制作時の打ち合わせを効率的に進めることが可能です。

ぜひ、お気軽にご相談・お問い合わせください。

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著者情報

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阿南 芳和
株式会社医療経営コンサルティング 代表取締役
武田薬品工業やエムスリー、医療法人Giを経て、2023年に株式会社医療経営コンサルティングを創業。ホームページ制作、リスティング広告、SEO・MEO対策などWebマーケティング分野を得意領域として、数多くのクリニックで集患の実績をあげている。
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