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【医療広告ガイドラインQ&A】「最新の治療・医療機器」は広告可能かどうか?

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クリニックや病院などの医療機関が広告を行う場合、厚生労働省が定めた医療広告ガイドラインを遵守する必要があります。

この記事では、医療広告ガイドラインで最新の治療」や「最新の医療機器」は広告可能かどうかについて特集します。

医療広告ガイドラインとは

まず初めに「医療広告ガイドラインの概要」についてご紹介します。

医療広告ガイドラインとは、厚生労働省が作成した医療広告の指針であり、正式名称は「医業若しくは歯科医業または病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針」です。

以前から、医療広告は医療法や他の規制によって制限されていました。しかし、一部の医療機関の広告において虚偽広告や誇大広告の問題が発生し、その問題を防ぐために医療広告の禁止事項、違反時の罰則などが導入されました。

医療広告ガイドラインは、医療広告において広告可能な内容や禁止事項などについて具体的にまとめられています。クリニックや病院などの医療機関が広告を行う場合は、医療広告ガイドラインを遵守する必要があり、違反をした場合には罰則などが定められています。

医療広告ガイドラインで「最新の治療・医療機器」は広告可能か?

ここからは本記事のテーマである医療広告ガイドラインで「最新の治療」や「最新の医療機器」は広告可能かどうかについて特集します。

医療広告ガイドラインQ&Aでは、「最新の治療」や「最新の医療機器」に関する広告表記について、以下の記載がなされています。

Q.「最新の治療法」や「最新の医療機器」などの表現は、広告可能で しょうか。

A.「最新の治療法」や「最新の医療機器」であることが、医学的、社会的な常識の範囲で、事実と認められるものであれば、必ずしも禁止される表現ではありません。

ただし、求められれば内容に係る裏付けとなる根拠を示し、客観的に実証できる必要があります。 登場してから何年までを最新と認めるか等の基準を示すことは困難ですが、より新しい治療法や医療機器が定着したと認められる時点においても、「最新」との表現を使用することは、虚偽広告や誇大広告に該当するおそれがあります。

また、より新しい治療法や医療機器が存在しない場合でも、十数年前のものである場合等、常識的な判断から「最新」との表現が不適切な場合があり、誇大広告等に該当するおそれがあります。

医療広告ガイドライン

医療広告ガイドラインでは、「最新の治療」や「最新の医療機器」は広告可能事項です。ただし、「最新の治療」や「最新の医療機器」の広告表記にあたっては、裏付けとなる根拠を示し、客観的に実証できる必要があります。

この「最新」について基準を示すことは困難とされますが、一般的な常識で考えれば、例えば型式が2つ・3つ古いバージョンの医療機器を「最新の医療機器」と表記するのは不適切と考えます。

まとめ|「最新の治療・医療機器」は広告可能か?

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この記事では、医療広告ガイドラインで「最新の治療」や「最新の医療機器」は広告可能かどうかについて特集しました。

医療広告ガイドラインでは、「最新の治療」や「最新の医療機器」は広告可能事項です。ただし、「最新の治療」や「最新の医療機器」の広告表記にあたっては、裏付けとなる根拠を示し、客観的に実証できる必要があります。

医療広告を行う場合は、これらの規定をしっかりと理解し、それに基づいて広告を行うことが重要です。

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当社は医療広告ガイドラインや薬機法に関する知識を持ち、認定マーク「YMAAマーク」を取得したスタッフが制作を担当しています。また当社の代表は、医療法人の事務長を務めた経験があり、医療業界の特徴や専門用語に熟知しています。

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著者情報

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阿南 芳和
株式会社医療経営コンサルティング 代表取締役
武田薬品工業やエムスリー、医療法人Giを経て、2023年に株式会社医療経営コンサルティングを創業。ホームページ制作、リスティング広告、SEO・MEO対策などWebマーケティング分野を得意領域として、数多くのクリニックで集患の実績をあげている。
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