【CSF(豚コレラ)とは】わかりやすく簡単に解説!人への感染の危険性などがわかる!!
この記事では、豚の伝染病である「CSF」いわゆる豚コレラについて、わかりやすく解説します。
ぜひ、ご参考下さい。
CSF(豚コレラ)とは!?言葉の意味について
CSFとは英語の「Classical swine fever」の略称で、CSFウイルスの感染による豚とイノシシの病気です。一般的に「豚コレラ」とも呼ばれます。
CSFは、強い伝染力と高い致死率が特徴の伝染病です。予防ワクチンはありますが、治療方法は今のところありません。
このCSFは、家畜の伝染病の発生を予防する法律である家畜伝染病予防法において家畜伝染病に指定されています。感染が確認されれば、家畜伝染病予防法にもとづき、その飼育施設の豚はすべて殺処分して、焼却または埋却しなければなりません。
なお、CSFと似た伝染病にASF(アフリカ豚コレラ)という伝染病があります。どちらの伝染病も症状は似ていますが、原因となるウイルスが異なるため、CSFとASFは異なる病気となります。
CSF(豚コレラ)の感染の危険性(人への影響につぃて)
CSF(豚コレラ)は、豚やイノシシに対して強い伝染力と高い致死率が特徴の伝染病です。しかし、このCSFは豚やイノシシの病気であって、人に感染することはありません。
仮にCSFにかかった豚やイノシシの肉や内臓を人が食べても、人体に影響はないとされています。また、そもそもの前提として農林水産省によれば、CSFに感染した豚の肉が、市場に出回ることはないとされています。
あくまでも、「CSFは豚やイノシシの伝染病であり、人に感染することはないこと」。この知識については、誤解がないよう理解しておく必要があります。
参考|豚コレラからCSFへの名称変更
令和元年11月12日に農林水産省は、今まで使われていた言葉である「豚コレラ」を「CSF」という名称に変更しました。
これは従来の「豚コレラ」という言葉が、人の疫病であるコレラを想起させるとの意見があったためです。科学的には、ウイルスによっておこる豚コレラは、細菌で起こる人のコレラとは何ら無関係であり、先ほどもご紹介しましたが「CSF(豚コレラ)」は全く人に感染するものではありません。
このような背景から、誤解を招く可能性がある言葉「豚コレラ」を「CSF」という名称に変更しています。