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バイデン氏の経済政策「バイデノミクス」とは?わかりやすく簡単に解説!

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この記事ではアメリカ大統領選の民主党大統領候補ジョー・バイデン氏の経済政策「バイデノミクス」をわかりやすく簡単に解説します。ぜひご参考下さい。

バイデン氏の経済政策「バイデノミクス」

投稿日時点(2020年7月23日)で判明しているバイデン氏の経済政策ですが、大きな柱として次の内容があげられます。

①自国製品優先購入政策(バイ・アメリカン)の実施
②育児・介護の充実など社会政策的な対応
自国製品優先購入政策(バイ・アメリカン)の実施

バイ・アメリカンとは、アメリカの自国製品優先購入政策を意味します。このバイ・アメリカン政策は、現在アメリカ大統領のトランプ大統領が掲げる「アメリカン・ファースト」と酷似した政策です。

バイデン氏はトランプ大統領の政策を意識して取り込む形で経済政策を組み立てています。具体的には4000億ドルを使った米国製品と米国産資材の購入と、3000億ドルを使っての先端技術開発を掲げています。

このバイデン氏が掲げるバイ・アメリカン政策はトランプ氏の支持基盤となっている自国第一主義の有権者の票田を意識した政策ともいえるでしょう。

育児・介護の充実など社会政策的な対応

バイデン氏の経済政策の2つ目の大きな柱としては育児・介護の充実など社会政策的な対応があげられます。この政策は同じ民主党で大統領候補を争ったサンダース上院議員が掲げる「民主社会主義」を意識した政策といえます。

この民主社会主義とは社会主義的な革命を否定し、議会制民主主義の中で社会主義の理想を実現しようとする中道左派の穏健な社会主義思想です。アメリカではサンダース上院議員が、この「民主社会主義」を掲げ若者を中心に多くの支持を得ています。

バイデン氏は「民主社会主義」を意識した社会政策的な対応も経済政策として公表しています。具体的には育児補助と公的健康保険の拡大や処方薬の薬価引き下げがあげられます。なかでも育児と介護には、10年で7750億ドルを投じ、300万人の雇用を創出すると発表されています。

雇用創出を目指す経済政策

現時点で明らかになっているバイデン氏の経済政策の柱は「自国製品優先購入政策(バイ・アメリカン)の実施」と「育児・介護の充実など社会政策的な対応」です。

この経済政策は新型コロナウイルスによって冷え込むアメリカの雇用環境を意識した政策ともいえます。

先ほどもお伝えしましたが育児と介護では300万人の雇用を創出することを公表しています。またバイ・アメリカンの経済政策についても製造業だけで200万人、先端分野への投資で300万人の雇用を生み出すことを公表しています。バイデン氏の経済政策は「雇用の再建」を意識した政策ともいえるでしょう。

以上、この記事ではアメリカ大統領選の民主党大統領候補ジョー・バイデン氏の経済政策「バイデノミクス」についてご紹介しました。

ご紹介した内容が少しでもお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!

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