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【集患ブログ】先行者利益を活かしたクリニック開業戦略

診察と結果

株式会社医療経営コンサルティングの阿南です。

弊社では、クリニックや病院など医療機関に特化した集客・集患支援を行っています。

この記事では、「先行者利益を活かしたクリニックの開業戦略」をテーマに特集します。

先行者利益とは

「先行者利益」とは、「先発優位」とも呼ばれ、新たな市場にいち早く参入したり、新製品をいち早く導入したりすることにより得られるメリットを指します。

市場内に競合が存在しない場合、競争環境が低くなるため、競争優位を築きやすくなります。市場に先んじて参入することで、ブランドの確立や競合の参入障壁の構築など、さまざまなメリットを享受することが可能です。(もちろんデメリットもありますが…)

スイッチングコストの高さが先行者利益を加速

医療サービスにおいては、他の業界と比較して先行者利益が大きいと考えられます。

その理由として、スイッチングコストの高さが挙げられます。スイッチングコストとは、現在利用している製品やサービスから別の製品やサービスへの切り替え時に発生する金銭的、心理的、または時間的なコストのことを指します。

医療サービスの場合、このスイッチングコストが他業界に比べて高いため、先行者利益が大きくなります。後発のクリニックが先発のクリニックとの競争を生き残り、患者を獲得するためには、明確な差別化が必要です。

ニッチな診療領域で眠る先行者利益

クリニック経営で先行者利益を活用する際には、その利益が得られる市場へのアプローチが必要です。

しかし、内科のような主要な診療科では、魅力的な市場がすでに他のクリニックによって占められている可能性が高いです。一方、ニッチな診療領域では、まだ開拓されていない魅力的な市場が存在すると考えます。

事例として、私がよくコンサルティング支援を行う日帰り手術の分野が挙げられます。このようなニッチながら一定の患者ニーズが存在する診療領域では、先行者としての利益を活かしたクリニックの開業戦略や経営が可能であると考えます。

著者情報

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阿南 芳和
株式会社医療経営コンサルティング 代表取締役
武田薬品工業やエムスリー、医療法人Giを経て、2023年に株式会社医療経営コンサルティングを創業。ホームページ制作、リスティング広告、SEO・MEO対策などWebマーケティング分野を得意領域として、数多くのクリニックで集患の実績をあげている。
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