SDGsとは|目標や意味などをわかりやすく簡単に紹介!
この記事では、最近、新聞やテレビのニュースなどでよく聞く言葉「SDGs」について特集します。
わたし自身も「SDGs」と聞くと、何か言葉が「フワッ」としていてわかりにくいです。同じ悩みを持つであろう「あなた」に向けて、「SDGs」をわかりやすく簡単にお伝えできればと思います。
SDGsとは|まず言葉の意味を考える
まず初めに「SDGs」の言葉の意味について考えてみましょう。
既に知っているという方については、この章を読み飛ばしていただいて構いません。次章にお進みいただければと思います。
「SDGs」とは、日本語でいうと「持続可能な開発目標」を意味します。
「持続可能な開発目標・・・」、何ともわかりにくい言葉ですね。このあたりは、次章以降でお伝えしていきますのでご心配なく。
この「SDGs」ですが、英語での正式名称は「Sustainable Development Goals」 。 「Sustainable」が「持続可能な」 、「Development 」が「開発」、「Goals」が「目標」を意味します。それぞれの頭文字と「Goals」 の最後の「s」を取って、「SDGs」と略されます。
この「SDGs」ですが、読み方は「エス・ディー・ジーズ」と読みます。時々「エス・ディー・ジー・エス」と読まれる方がいますが誤りです。
ちょっと変わった読み方をしますので、読み方まで抑えておきたいところですね。
SDGs(持続可能な開発目標)がめざすもの
「SDGs」の意味や読み方がわかったところで、次に「SDGs」がめざすもの、目的について考えてみましょう。
「SDGs」がめざすもの。
それは、今生活している私たちの欲求を満たす社会を維持しつつ、私たちの子供や孫の世代の社会においても不自由ない生活がおくれるように、今ある資産を損なわないようにすることです。
このような当たり前のことを、あえて世界的な共通の目標として掲げるということは、今私たちが送っている生活を何も変えず、そのまま続けると子供や孫の世代の社会に何かしらの「しわ寄せ(不利益)」が生じるということですね。
少し余談ですが、この 「SDGs」の目的を考えている時にわたしは一つのことが浮かびました。
それは「日本の年金制度」です。
今ある私たちの生活を何も変えることなく続けていくと、子供や孫の世代に「しわ寄せ(不利益)」 が生じるという状況は、日本の年金制度と一緒だなと感じたんです。
日本の年金制度はその問題に気付きながらも制度にメスを入れることはできない。一方でその問題を積極的に解決しようと国を超え、世界的に同意が得られている「SDGs」。
「この差は一体何なのだろう」とふと思いました。
これは現役世代のたわ言だと思ってください。
SDGsの17のゴール
話をこの記事のテーマである「SDGs」にもどします。
この記事の最後に、「SDGs」の目標である17のゴールについてご紹介します。
「SDGs」の目的は、今生活している私たちの欲求を満たす社会を維持しつつ、私たちの子供や孫の世代の社会においても不自由ない生活がおくれるように、今ある資産を損なわないようにすることと先ほどご紹介しました。
その目的を達成するため、「SDGs」は貧困や労働問題など17のゴール(目標)を掲げ、2010年の国連サミットで全会一致で採決されました。
そのゴールを達成するまでの期間は、2016年から2030年。
これは一国の目標ではなく国際目標です。
では、「SDGs」が掲げる17のゴールとはどのような内容なのでしょうか?
ゴールを内容を並べるかたちとなりますが、まとめてみます。
【「SDGs」が掲げる17のゴール】
①貧困をなくす
②飢餓をゼロに
③人々に保健と福祉を
④質の高い教育をみんなに
⑤ジェンダーの平等
⑥安全な水とトイレを世界中に
⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
⑧働きがいも経済成長も
⑨産業と技術革新の基盤をつくろう
⑩人や国の不平等をなくそう
⑪住み続けられるまちづくりを
⑫つくる責任つかう責任
⑬気候変動に具体的な対策を
⑭海の豊かさを守ろう
⑮陸の豊かさも守ろう
⑯平和と公正をすべての人に
⑰パートナーシップで目標を達成しよう
「SDGs」が掲げる17のゴール。
17個ということで、かなり長くなってしまいました。
17個全てをちゃんと確認して理解しよう!というのはとても難しいと思います。
これから、少しずつ取り上げていきたいと思います。今の時点では、貧困、教育、働きがい・労働問題、気候変動など大きなテーマを、「さらっ」と確認いただく程度がちょうどよいのではないかと思います。
少し長くなりましたが、今回の記事はここまで。
「SDGs」の基本となる内容について、わたしなりに分かりやすくまとめてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。