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WCO(世界税関機構)とは!?貿易用語をわかりやすく解説|意味や目的がわかる!

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貿易機関の一つである「WCO」という言葉!

「略称というのは分かるけど、何の略称か分からない」
「WCOは貿易機関というのは知っているけど、その意味がいまひとつ分からない」
「WCOの目的って、なに!?」

などの疑問が湧いてきます。

そこでこの記事では、「WCO」の意味や目的についてわかりやすく解説します!ぜひ、ご参考ください!

WCO(世界税関機構)とは何か

WCOとは、日本語では「世界税関機構」を意味します。英語でいうと、「World Customs Organization」を指します。

「World Customs Organization」のそれぞれの頭文字を取ってWCOというんですね。

WCO(世界税関機構)の意味や目的

ではこのWCOですが、どのような意味や目的があるのでしょうか?

WCOは、各国の税関制度を調整ならびに統一して国際連携を円滑にすることで、国際貿易の発展を促進することを目的として、1952 年に設立された国際機関です。

日本は1964年に加盟しており、WCOの本部はベルギーのブリュッセルに置かれています。

WCO(世界税関機構)の取り組み

WCOの取り組みについても確認しておきましょう。

【WCO 取り組み】

①関税分類や税関手続に関する条約や規定の作成・見直しを行い、これらの統一ルールを示すこと。
②国際貿易の安全確保及び円滑化等に関するガイドライン等を作成・推進すること。
③WTO(世界貿易機関)が主管する関税評価及び原産地規則に係る協定の統一した解釈及び適用のため、技術的検討を行うこと。
④不正薬物及び知的財産侵害物品等の監視・取締りの国際協力、関税技術協力の推進を行うこと。

WCOは、主に上記の4つの取り組みを主業務として活動しているわけです。

【まとめ】WCO(世界税関機構)の意味と目的、具体的活動

最後に、今回特集した「WCO」についてまとめます。

【WCO まとめ】

WCOとは、日本語では「世界税関機構」を意味し、英語では「World Customs Organization」を指す。英語のそれぞれの頭文字を取った略称。
WCOは、各国の税関制度を調整ならびに統一して国際連携を円滑にすることで、国際貿易の発展を促進することを目的として、1952 年に設立された国際機関。
WCOは、「関税分類や税関手続に関する条約や規定の作成・見直しを行い、これらの統一ルールを示すこと」などを行う。

以上、この記事では、WCOについて特集しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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